血液検査(採血)
採血(血液検査)を受けたことがない、という人はあまりいないと思います。ただ、健康診断や病院での採血検査で結果をもらっても、多くの方はその数値がなんのことか、よくわからないのではないでしょうか? ここでは、誰でもわかるように「血液検査」のそれぞれの項目が何を意味するかを説明します。なお、「いしむら腎泌尿器科クリニック」では、ここで説明する項目の検査を、院内で測定して即日結果をご報告できます。
- 採血(血液検査)とは(概要)
- 当院での採血検査
- 主な採血検査の解説
- 白血球数(WBC)
- 赤血級数(RBC)、ヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)
- 血小板数(Plt)
- TP(総蛋白)
- Alb(アルブミン)
- AST/ALT(エーエルティー/エーエスティー)
- T-Bil(ビリルビン)
- LD(エルディー)
- BUN(ビーユーエヌ:尿素窒素)
- Cr(クレアチニン)
- UA(尿酸)
- Na(ナトリウム)
- K(カリウム)
- Cl(クロール)
- Ca(カルシウム)
- TChol(総コレステロール)
- HDL(エイチディーエル コレステロール)
- TG(中性脂肪)
- Glu(グルコース:血糖値)
- CRP(シーアールピー)
採血(血液検査)とは(概要)
健康診断や病院で血液検査をする機会は多いと思います。
色々な検査値の横に「H」、「L」などの印がつけられていたり、赤字になったり青字になったりしていることかと思います。
これらは、その数値が「基準値より高いです」あるいは「基準値より低いです」ということを示します。
ただ、そう言われても高い方がいいのか低い方がいいのか、そもそも何を調べているのか、詳しい説明を受けることは少ないと思います。
「血液検査をします」とひとくちに言っても、調べる検査項目によって全く違う検査と言えます。
例えば、赤血球数(RBC)やヘモグロビン(Hb)などは、血液の濃さ(血液中の赤血球の濃度濃度)を調べる項目で、貧血がないかどうかを調べます。
またクレアチニン(Cr)は、主に腎臓の働きの指標となる項目で、腎不全がないかを調べます。
「血液検査をします」と言われた場合、これらを含んだ10〜20項目程度を一度に調べることがもっとも一般的です。
ただし、検査項目の中には、例えば「腫瘍マーカー」など特殊なものもあります。
「腫瘍マーカー」とは、ある一定の臓器に癌があるかどうかを調べる検査です。
例えば前立腺癌では、「腫瘍マーカー」のうち「PSA」の値が高くなります。大腸癌の場合は「CEA」で、「膵臓癌」の場合は「CA-19-9」などです。
またそれ以外の特殊な検査項目としては、「感染症」を調べる検査などがあります。
特定の細菌やウィルスに感染したことがあるか、今現在感染していないかなどがわかります。
例えばウィルス感染の1種であるB型肝炎の感染状況を調べる「HBs抗原」や「HBs抗体」、細菌の1種である「梅毒」の感染状況を調べる「TPHA」や「STS」などの項目です。
このように「腫瘍マーカー」や「感染症」のなどを調べる目的で行う特殊な検査項目は、必要な場合にのみ調べます。
つまり、同じ「採血をする」場合でも、全ての項目を調べているわけではないということです。採血で調べる検査項目は保険適応となっているものだけで800種類程度あると言われています
このように、まったく別ののことを調べる検査でも、同じ「血液検査」という言い方をするので誤解を生じやすいといえます。
泌尿器科を受診された患者さんに、「前立腺癌の疑いがあるので、採血検査でPSAを調べてもよいですか」とたずねると、「採血はこのまえ内科で調べたはずだけど、、」という返事をいただくことがあります。
もちろん内科の先生が、たまたまPSAを調べてくれていることがないことはないのですが、多くの場合はそんなことはありません。
前立腺癌のことを調べるには、あらためて泌尿器科で「血液検査」をして、「PSA」を検査項目として提出する必要があるのです。
ここでは無数にある「血液検査」の項目のうち、一般的によく調べられる項目について、ひとつひとつ取り上げてごく簡単に説明をします。
当院での採血検査
なお当クリニックでは一般的な検査項目については、院内の機械を使って30分程度で結果を知ることができます。
院内で検査をすることができる検査項目は、白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板、TP(総蛋白)、Alb(アルブミン)、ALT、AST、T-BiL(総ビリルビン)、LD、BUN(尿素窒素)、Cr(クレアチニン)、尿酸、Na、K、Cl、Ca(カルシウム)、TP(総蛋白)、Alb(アルブミン)、 T-Chol(総コレステロール)、HDL-C(善玉コレステロール)、LDL-C(悪玉コレステロール)、TG(中性脂肪)、Glu(血糖値)、CRP(シーアールピー)です。
泌尿器科や腎臓内科で調べることが多い検査項目として、PSA、AFP、HCGβ、テストステロン、γGTP、Alp(アルカリフォスファターゼ)、シスタチンC、P(リン)、intactPTH、Fe(鉄)などがあります。
これらの検査項目は結果が判明するのに、数日〜1週間程度かかります。
では次の章で、当院で測定することのできる検査項目の意味合いについて説明いたします。
主な採血検査の解説
白血球数(WBC)
白血球は体の中で細菌をやっつけるために存在します。
体内に細菌が入ってくると、血液の中に大量に動員され数が増えます。つまり白血球数の値が高いということは、感染、なかでも特に細菌感染を起こして炎症があると解釈します。
また、まれに薬の副作用などで逆に白血球数が低くなることもあり、そのような場合は細菌に対する抵抗力が落ちていると判断します。
赤血球数(RBC)、ヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)
赤血球は血液の中で酸素を組織に運ぶ役目をしている細胞です。赤血球数(RBC)が少なくなるのが、貧血と言われる状態です。
ヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)も同じく貧血の診断に用いられる項目ですが、それぞれ赤血球の中にある酸素と結合する蛋白質の濃度(ヘモグロビン)、血液中に締める赤血球の体積の割合(ヘマトクリット)を調べる項目である、という違いがあります。
医療者ではない方であれば、赤血球数(RBC)、ヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)のどれも、数値が高ければ血が濃い、低ければ血が薄い、くらいに理解していれば良いと思います。
血小板数(PLT)
血小板は血液の中にあり、血管が傷ついて出血した際に、血液を固まらせて出血を止める作用があります。
血小板数(PLT)が減ると血がとなりにくくなります。薬の副作用や特殊な病気、肝硬変などで血小板が下がることがあります。
AST(エーエスティー)/ ALT(エーエルティー)
AST/ALTは、次に出てくるγGTP(ガンマジーディーピー)とあわせて、肝臓の数値、ということはご存知の方もいると思います。
私が研修医のころはASTはGOT、ALTはGPTと呼ばれていました。
AST/ALTともに、肝臓の細胞に含まれている酵素で、肝臓の細胞が壊れると数値が高くなります。つまり肝臓が悪いと数値が上がる項目ということです。
この2つのうち、ASTは心臓や筋肉の細胞にも含まれています。これらの臓器が障害を受けると血液中にASTが漏れ出し高い値となります。
いっぽうのALTは、ASTと違ってほとんどが肝臓に含まれており、この数値が高い場合は肝臓が障害を受けている時だけということになります。
よってAST/ALTのいずれもが高い場合は肝臓の障害、ASTだけ高くてALTはほぼ正常の場合は、心筋梗塞など心臓の障害を考えます。
頻度的にはやはりなんらかの肝臓機能障害で異常高値となることが多く、100を超えるとそこそこ高く、急性肝炎などの重症の場合は1000を超えることもあります。
T-Bil(総ビリルビン)
T-BilのTはTotal(トータル)のTです。ビリルビンには他にもD-Bil(直接ビリルビン)、ID-Bil(間接ビリルビン)などがあります。
やや難しいので全ての説明は省略しますが、簡単にいうとビリルビンというのは、寿命などで壊れた赤血球に含まれるていたヘモグロビンから作られた黄色い色素です。
主に肝臓の調子が悪くなった時や胆汁の流れが悪くなった時、赤血球が大量に壊れた時に値が高くなります
LD(エルディー)
LDは、「乳酸脱水素酵素」の略語で「エルディー」と呼ばれます。ひと昔前はLDH「エルディーエイチ」と呼ばれていました。
体内のブドウ糖をエネルギーに帰るための酵素で、肝臓、腎臓、心臓の筋肉、身体中の筋肉、赤血球など色々な種類の細胞に含まれます。
これらの臓器に血が通わなくなり組織が「壊死」したり、炎症をおこしたりすることで、細胞が壊れると値が高くなります。
ですので、LDは「この値が高くなるとどの臓器が悪い」というものでなく、全般的に色々な臓器や筋肉の障害を表す数値です。心筋梗塞、肝臓疾患、血液のがん、赤血球が壊れる病気などで高い値となります。
TP(総蛋白)
TP(トータル・プロテイン:総蛋白)は、文字通り血液に含まれる蛋白質の総量です。
蛋白質といえば「お肉」と思うかもしれませんが、例えば皮膚とか血液中の血球など、体の色々な組織に蛋白質は含まれます。また血液の中や組織液の中にも溶け込んでいます。
なかでもそのほとんどを占めるのか、免疫を担当する「グロブリン」という蛋白と、次の項目で説明する「アルブミン」です。
つまり、採血の「総蛋白」とは血液中の「グロブリン」と「アルブミン」の量を足したものです。
これが多い時は、主に「グロブリン」が異常に作られすぎているときですが、このようなことは比較的稀です。むしろ多いのは、「脱水」で血液が濃くなっている時です。
逆に少ない時は、栄養状態が悪く「アルブミン」が減っている時が多いです。
Alb(アルブミン)
血液中の蛋白の約2/3を占めるのがAlb(アルブミン)です。
アルブミンには、①血液の「濃さ」を維持する、②さまざまな物質とくっついて、これを組織まで運ぶ、という、2つの大きな役割があります。
アルブミンは主に肝臓で作られているため、肝硬変などで肝臓の機能が悪くなると値が下がります。また、腸の炎症などで、蛋白の吸収が悪くなったり漏れ出てしまう場合や、尿蛋白として尿のなかに失われる場合などはアルブミンが下がります。
では、アルブミンの値が高いのが良いかというと、ほとんどの場合はTPと同じく「脱水」で血液が濃くなった結果のことが多く、あまり良いこととは言えません。
アルブミン値がさがると、血液の「濃さ」が維持できなくなり、血液中の水分が血管の外へ移動し浮腫(むくみ)が起こります。また、さまざまな物質を組織に運ぶことができなくなり、免疫力低下や臓器の組織の機能障害などを生じます。
BUN(尿素窒素)
次の項目で説明するCr(クレアチニン)と同じく、主に腎臓の働きの指標となる検査項目が、BUN(ビーユーエヌ:尿素窒素)です。
BUNは蛋白質が分解された結果出来て(蛋白質→アミノ酸→アンモニア→尿素)、尿の中に排泄されるため、腎臓の働きが悪いと数値が上がります。
クレアチニンと違う点は、食事として摂取した蛋白質の量が多くなった際や、発熱などで筋肉中の蛋白質が分解された際、胃潰瘍などで消化管出血を起こした場合、などでも値が上がるということです。
Cr(クレアチニン)
主に腎臓の働きの指標となる検査項目です。毎日、一定の量が筋肉から出てきており、腎臓から排泄されます。
腎臓の働きが悪くなり十分に排泄できなくなれば値が高くなります。
BUN(ビーユーエヌ:尿素窒素)と違い、食べるものや体調などによって値が左右されません。
ただし、もともと体格的にがっちりしていて筋肉の量が多い男性などは、腎臓の働きが正常でも高めの値となります。逆に寝たきりの筋肉量が少ない女性などでは、腎臓の働きが少し悪くても正常値をとることがあります。
UA(尿酸)
人間の体のなかには、細胞の地図である「遺伝子」を構成する「DNA」や、エネルギーを運ぶ役割を担当する「ATP」という物質があります。
「DNA」や「ATP」は、総称して「プリン体」と呼ばれます。これらの「プリン体」は体のなかで不要になると、「尿酸」になります。そして、「尿酸」は主に「腎臓」から体外に排泄されます。
「尿酸」が何らかの原因で、腎臓から排泄されにくくなったり、たくさん作られすぎたりすると、血液中の尿酸が増えていきます。
具体的な原因としては、過食や美食、肥満、多量のアルコール摂取、過度の運動や筋肉疲労、脱水、継続的なストレス、遺伝的要因等などがあります。
Na(ナトリウム)
生物は太古の昔、海の中で発生しました。やがて魚、両生類、爬虫類、哺乳類と進化して陸に上がって生活するようになりました。
陸に上がった生物でも、体の中、特に細胞の外の成分は海水と同じく「塩」を多く含んでいます。Na(ナトリウム)は、塩、つまり塩化ナトリウム(NaCl)の「Na」です。
人間の体には、口から摂取する水分や塩、腎臓から排泄する水分や塩の量が、さまざまなホルモンや自律神経の影響で絶妙に調整され、一定の濃度を保つ仕組みがあります。
腎臓、心臓、肝臓の病気、ホルモンの異常、脱水、熱中症などの高度の脱水で、Naの値が高くなりすぎたり低くなりすぎたりすると、脳が異常をきたすため、頭痛、痙攣や意識障害などを引き起こします。
K(カリウム)
K(カリウム)もやはり、ナトリウムと同じく海水中に多く含まれるミネラルですが、ナトリウムと違い、体の中でも細胞の中に多く含まれます。
カリウムも、口から摂取する量によって値が変わります。ただし、ある程度の範囲は、さまざまなホルモンや自律神経の影響で腎臓から排泄する量が絶妙に調整されるため、一定範囲に保たれます。
腎臓の働きが悪くなると、この調整が追いつかなくなり、カリウムを摂取しすぎると血液のカリウム値が上がります。
また、ホルモンの異常や下痢、嘔吐などでカリウムは下がることがあります。カリウムが下がりすぎると、筋肉のひきつりや不整脈などの原因になります。カリウムが上がりすぎても不整脈や心停止の原因になります
Cl(クロール)
Cl(クロール)はNaと結合すると、「NaCl」つまり塩となります。よって多くの場合は、ナトリウムが高くなるような状況(脱水など)では高くなり、逆の場合は低くなります。
しかし腎不全などが原因で、体を酸性に傾かせる物質が溜まった時には、必ずしもそうとは限りません。このような場合は、ナトリウム、重炭酸イオン(HCO3-)などと組み合わせて検査することで、体が酸性に傾いている原因がわかったりします。
Ca(カルシウム)
体内の カルシウムは、ほとんどが骨に蓄えられていますが、一部は血液中に含まれます。もちろん骨に蓄えられているカルシウムの量は大事ですが、血液に含まれるカルシウムの濃度はもっと重要です。
なかでも蛋白質に結合していないカルシウム(イオン化カルシウム)により、心臓や筋肉の収縮、神経の伝達、ホルモン分泌や血液の凝固など、様々な細胞の働きに関わっています。
また実は骨に蓄えられるカルシウムも、血液中のカルシウムの濃度に左右されています。
カルシウムやビタミンDの摂取不足などで低くなり、末期腎不全による副甲状腺機能亢進症やがん細胞が出すホルモン、ビタミンDの摂りすぎなどで高くなります。
カルシウムが高くなったり低くなったりすると、イライラ、錯乱、昏睡や、脱力感や筋肉のこわばり、痙攣などが起こります。
T-Chol(総コレステロール)
コレステロールは、ステロイドホルモンやビタミンDを合成する材料となったり、体中の細胞を作っている膜成分として重要な役割を果たしています。
ただし、値が高くなりすぎることで動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳卒中、腎不全の原因となりえます。
コレステロールにはHDLコレステロール(善玉コレステロール)とLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の2種類があるというのは聞いたことがあると思います。このLDL、HDLというのは、血液中をコレステロールを乗せて運ぶ「船」のようなものと考えてください。
LDLコレステロール=(総コレステロール- HDLコレステロール) - (中性脂肪 × 0.2)で計算されます。
LDL(エルチディーエル コレステロール)
LDLは肝臓で作られたコレステロールを全身の細胞へコレステロールを運ぶ「船」です。
LDL に乗ったコレステロールが「LDLコレステロール」です。このように運ばれたるコレステロールが多すぎて余ると、血管の壁にくっついて炎症を引き起こし、動脈硬化の原因となります。
HDL(エイチディーエル コレステロール)
HDLは、血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶ「船」です。この船に乗って肝臓に運び戻されるコレステロールが「HDLコレステロール」(善玉コレステロール)です。
HDLコレステロールは、組織に蓄積したコレステロール除去、抗酸化作用、血栓予防作用などにより、動脈硬化を防ぐ作用があります。
TG(中性脂肪)
TG(中性脂肪)は、ブドウ糖と同じく体の大事なエネルギー源です。食物として摂取される脂肪の大部分は中性脂肪で、小腸で吸収され血液の中に入り、皮下脂肪や肝臓の脂肪として蓄積されます。
中性脂肪が増えすぎると肥満や脂肪肝等の原因となるほか、LDLコレステロールの増加につながり動脈硬化の原因となります。
当然、脂っこい食べ物を取りすぎると高くなります。しかしそれだけではなく、炭水化物やアルコールの摂りすぎによっても、体内での中性脂肪の合成が増え、値が上昇します。
Glu(グルコース:血糖値)
血中に含まれるブドウ糖(血糖)の量を表します。本来は、食べ物を食べる→炭水化物が分解されブドウ糖として吸収される→血糖値があがる→膵臓からインスリンが出る→インスリンによりブドウ糖が細胞に取り込まれ、体を動かすためのエネルギーになる、という流れで、食べ物がエネルギーとして利用され人間は生きています。
しかし、肥満や運動不足などでインスリンの効き目が鈍ったり、遺伝的な体質や加齢、食べ過ぎなどでインスリンの分泌が足りなくなると、ブドウ糖が細胞の中に取り込まれて利用されなくなるため、血液中のブドウ糖の値が高くなる(=グルコースが高くなる=血糖値が高くなる)、これが2型糖尿病です。
また免疫反応の異常で、膵臓のなかのインスリンを分泌する細胞が攻撃されるなどして、インスリンが出なくなることもあり、これを1型糖尿病といいます。
血糖値が高い状態が続くと、体中の大小さまざまな血管が障害されて、腎不全や心筋梗塞などの原因となります。
CRP(シーアールピー)
体内で何らかの「炎症」が起こっている時に、肝臓で作られる蛋白質の1種です。
CRPの値が高いということは炎症が強く起こっていると判断されることがほとんどです。
最も頻度が高い状況として、細菌やウィルスによる「感染症」(例えば風邪など)で炎症が起こっている場合です。また「炎症」=「感染症」と思いがちですが、例えば「関節リウマチ」などの「膠原病」や「心筋梗塞」、「がん」などによる「炎症」でもCRPは高くなります。